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飯田・下伊那ご出身の医師と医学生の皆様へ!
ふるさと飯田・下伊那を離れ全国各地で医療に従事されておられる医師と勉学に励んでおられる医学生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。今のふるさとの話題と言えば「リニア新幹線」。近い将来、東京へ30分、名古屋20分と信じられない近さとなり、そのときに向けた地域づくりの議論が活発化しています。
しかし、足元を見れば様々な社会的問題が深刻です。その一つが医療の危機であることはご想像いただけるかと存じます。医師の絶対数が不足していることが最大の問題です。この資料をご覧いただき是非ご協力を賜りたくお願いするものです。
飯伊地区包括医療協議会 医師等確保対策委員会
委員長 椎名一雄(椎名レディースクリニック)
- ふるさとにUターンして医師として活躍するお気持ちのある方は是非ともご連絡を下さい。
- ご自身でなくとも当地域で医師として活躍する可能性のある方を承知されておられるなら、その方をご紹介下さい。
- 引き続きこのような情報を提供することに異存のない方は、「飯田下伊那ドクターデータバンク」にご登録下さい。
医師数の不足と高齢化の状況
グラフのとおり他地域に比較しても医師の絶対数が少ない状況です。また、県内でも木曽に次いで高齢化が高い地域であり、今後ますます医療ニーズが高まることが予想され、このままでは危機的な状況を迎えることが危惧されます。

ふるさとでの「里帰り出産」の停止
最初のお子様の出産は実家に帰って行う習慣があります。ところが平成18年に3医療機関が分娩を相次いで取り止めることとなり、飯田市長がこの地域出身者の「里帰り出産」をご遠慮いただくよう表明する事態となりました。
私たちは地域の医療関係者や行政からなる「産科問題懇話会」を立ち上げ、次の体制を整え住民の皆様のご理解を得るなかで、何とかこの危機をしのぐ体制を整えました。
- 分娩を取扱う病院・診療所と検診のみの診療所とに役割分担をする。
- それに伴い必要となる共通カルテを作成する。
- 飯田市立病院の施設整備を公的に支援する。
この取り組みは全国的にも評価され「飯田モデル」として広まっています。しかし、平成23年3月から更に1医療機関が分娩の取り扱いを止めることとなり、今後の不安が増しているところです。
夜間・休日の眼科救急診療の危機
病院の常勤眼科医の減少で夜間・休日の眼科救急患者の診察が困難になりました。眼科医会をはじめとする医療関係者で協議し在宅当番医制をとることで何とか現在までしのいでいる状況が続いています。
休日・夜間の急患診療体制のやりくり
一次医療は休日夜間急患診療所と在宅当番医(休日のみ)で、二次医療は救急搬送等による重篤患者に対する輪番病院制で対応しています。しかし、住民に一年365日の医療上の安心・安全を提供するこの体制も、医師不足のため個々の病院や医師にかなりのご負担をお願いする中で何とか維持する状況が続いています。
限られた医療資源を効率良く使うため、私たちは地域の住民の皆様と一緒に次のような取り組みを進めています。
- 医師等の医療職不足への対応
◇飯田モデル方式による産科病院と診療所の役割分担(共通カルテ)
◇医療関係者による大学病院等への働きかけ
◇医師・看護職合同就職ガイダンスの開催(平成23年4月30日予定)
- 医療機関の連携
◇病診連携、病病連携による医療機関の効率的な受診体制の構築
- 地域住民へのお願い
◇「医療ガイド」「こどもの急病」などを配布し、いわゆるコンビニ受診などを避けるよう依頼